感情は人生のコンパスだった

私は長い間、感情というものを大切にはしていました。

でも正直に言うと、

「感情って、ここまで大事だったんだ。」

ということに気づいたのは、最近のことです。

今回は、

「感情は人生のコンパスだった」

という、最近の大きな気づきについて研究記録として残しておこうと思います。

もくじ

人からOKをもらう安心は難しかった

子どもの頃、私は人に認められたり、ほめられようとがんばっていたことはありました。

でも、4人きょうだいの中で育つなかで、

人からOKをもらう安心は、とても難しくて、不安定で、疲れるものだと感じるようになりました。

かつて駅伝の選手として全国大会に出場した経験のある父は、私に陸上をやってほしいと言い続けていました。

小学生のときに、父とかけっこ勝負に勝ってから、ことあるごとに「陸上をやれ」と言ってきたんです。

でも私は、どうしてもバスケが好きでした。

陸上をやらせたいと思っている父は、バスケをバカにしていました。

それでも私は、

「父さんにはバスケのよさがわからないんだね。」

と心の中で思っていました。

反抗していたわけではありません。

ただ、

「私はこっちが好き。」

という感覚が、とてもはっきりしていたんです。

そして最近になって、あることを思い出しました。

私は頭のなかで、「人の期待に合わせて生きた未来の自分」を、かなりはっきりとイメージしていたんです。

  • 苦しんでいる
  • 悲しんでいる
  • 怒っている

自分を抑え込んでがんばっちゃうと、必ずそういう状態になるだろうと、なんとなく想像していました。

だから、

「人に振り回されるの、私には無理じゃん。」

と自然に思っていました。

「そんなの無理じゃん」と思えた理由

私は、

頑固だったわけでも、

頭が固かったわけでも、

人の話を聞かない人だったわけでもありませんでした。

未来の自分の感情が見えていた。

だから、

その苦しさを無視できなかった

そして、

人からもらう安心より、

自分の心が満足する安心 の方を選んできた。

それが、今振り返ると、

ちょっと抵抗があるけれど、本当の安心が育っていく

「安心リワード」の原型だったんだと思います。

感情は人生のコンパスだった

感情は、邪魔者ではありません。

感情は「人生のコンパス」です

未来の自分が、

  • 悲しむ
  • 怒る
  • 苦しむ

そういうことを教えてくれる大切なセンサーなんです。

私はずっと、

感情に振り回されないように生きてきたと思っていました。

でも実際には、

感情を無視しなかった からこそ、

自分の人生から離れずに歩いてこられた のかもしれません。

自分の心のなかのアドバイザーが、

ずっと静かに、

「こっちじゃないよ。」

「こっちの方が楽しいよ。」

「未来の私、泣いてるよ。」

そんなサインを送り続けてくれていたんです。

アドバイザーはずっとサインを送っていた

もし、

なんとなく苦しい。

なんとなく重い。

そんな感覚があるとき、

すぐに答えを探さなくても大丈夫です

まずは、

「未来の私は、どう感じているんだろう。」

と静かに聞いてみる。

  • 楽しそうだろうか
  • 安心していそうだろうか
  • 悲しそうだろうか
  • 怒っていそうだろうか

感情は、弱さではありません

人生の方向を教えてくれる大切なコンパスです


感情をなくすのではなく、理解していく

私は最近、

感情って、ここまで大事だったんだなぁ。

としみじみと感じています。

感情に振り回されること と、

感情を無視すること は違います。

感情は、

自分の心のなかのアドバイザーからのメッセージ。

その声を無視しなかったからこそ、

私はここまで自分の人生を歩いてくることができました。

そして今思うんです。

昔はコントロールが難しくて厄介だと思っていた感情が、

実は私を困らせていたものではなく、

ずっと私を守ってくれていたんだな、と。

感情はなくそうとしなくていいんです。

人生のコンパスとして、感情は大切な役割をこなしています。

自分の感情と丁寧に話し合ったその先に、

自分らしく歩いていける安心が育っていく。

私はそんなふうに思っています。

もくじ