初めてのレガッタで気づいた、流れを読む楽しさ

昨日、兄に誘われて、初めてレガッタに乗りました。

兄はずっとレガッタをやっていて、その日はメンバーが足りなかったようです。

「乗ってみる?」

そう言われた瞬間、私はもうわくわくしていました。

ちょうど最近、何かスポーツをやりたいと思っていたんです。
しかも、できればひとりで黙々とやるものではなく、団体で動くものがいいなと思っていました。

その矢先の誘いだったので、私はすぐにOKしました。

もくじ

わくわくしたから、すぐ舟に乗った

こういうとき、私は昔からあまり迷いません。

人に迷惑をかけるかな。
初心者だけど大丈夫かな。
ちゃんとできるかな。

そういう確認よりも先に、

「おもしろそう」
「やってみたい」

という感覚が立ち上がります。

今回もそうでした。

兄に「乗ってみる?」と聞かれた瞬間、私はもうわくわくしていました。

これは、私にとって昔から自然な感覚です。

できるかどうかより、
正しいかどうかより、
まず身体が反応する。

その感覚に乗って、すぐにOKしました。

川の上にあった、気持ちのいい時間

川の中には、大きなアオサギがいました。

思っていたよりずっと大きくて、川の景色の中に静かに立っている姿には、独特の迫力がありました。

河原の葦の葉は、風に揺れてきれいな音を立てていました。
水面はキラキラしていて、空は透き通っていました。

気温は少し汗ばむくらい。
でも、吹く風がとても気持ちよくて、身体の中にすっと通っていく感じがありました。

ただ舟に乗っているだけではなく、
景色も、音も、風も、光も、全部が一緒に入ってくるような時間でした。

兄と妹と遊ぶなんて、何十年ぶりだった

今回、私と妹は初心者でした。

兄がうまく指示を出してくれて、他のメンバーの方たちもとても感じがよくて、場の空気はさわやかな部活のようでした。

初心者がいても、変に気を張らなくていい。
ミスしても場が壊れない。
分からないことがあっても、ちゃんと教えてもらえる。

そういう安心感がありました。

兄と妹と遊ぶなんて、何十年ぶりだったと思います。

大人になると、きょうだいは不思議な存在になります。

家族ではあるけれど、それぞれの人生があります。
子どもの頃とは違う距離があります。
いろんな時間を、それぞれ別々に過ごしてきています。

でも昨日は、ただ同じ舟に乗っていました。

話し合って何かを整理したわけではありません。
昔のことを掘り返したわけでもありません。

ただ、同じ川の上で、同じ風を受けて、同じ方向に進んでいました。

その中で、子どもの頃の感覚がふっと戻ってくるような瞬間がありました。

私は、舵を取る役だった

私はコックスを担当しました。

とはいっても、本当に初体験だったので、今回は本格的に指示を出すコックスではありません。

兄が代わりに指示を出してくれて、私は舵を取りながら、全体の動きを見て方向を調整していました。

でも、その「方向を調整する」という役割が、思っていた以上に自分に合っていました。

漕いでいる人たちの動き。
舟の向き。
水の流れ。
進んでいる方向。
少しずつ起きるズレ。

そういうものを見ながら、必要な分だけ舵を動かす。

自分が力いっぱい漕ぐわけではない。
でも、全体の動きを見て、方向を整える。

その感じが、かなり好きでした。

力で動かすのではなく、流れを読む

レガッタは、力だけで進むものではありませんでした。

ひとりががんばりすぎても、全体のタイミングがズレる。
誰かだけが力を入れても、舟はきれいに進まない。
呼吸や動きが合ってくると、すっと前に進む。

これは、かなり人間関係に似ていると思いました。

人間関係も、自分だけががんばればうまくいくわけではありません。
相手に合わせすぎても、自分だけ前に出すぎても、どこかでズレが出ます。

大事なのは、全体の流れを見ること。
今どこに力が入りすぎているのか。
どこがズレているのか。
どこを少し戻せば、自然に進みやすくなるのか。

それを見ることなんだと思います。

私の脳は、こういう調整が好きらしい

今回やってみて分かったのは、私の脳はこういう動きを読む調整がかなり好きだということです。

  • 全体を見る
  • ズレを察する
  • 必要な分だけ調整する
  • 流れが通る位置を探す
  • 力で押し切らず、方向を整える

これは、私が普段から研究していることにも近いです。

心の仕組みも、人間関係も、無理に正解へ押し込むと苦しくなります。

でも、今どんな流れが起きているのかが見えると、少しずつ整えやすくなります。

レガッタでは、それが身体で起きていました。

頭で考えるだけではなく、
目で見て、耳で聞いて、風を感じて、水の上で調整する。

理論が身体に降りてくるような体験でした。

安心の中で、挑戦が立ち上がる

今回の体験がよかったのは、挑戦なのに安心があったこと です。

初めてのことでした。
初心者だったので、分からないこともありました。

でも、兄の指示がありました。
妹も一緒でした。
他のメンバーの方たちもいい人たちでした。
川の景色も美しく、風も気持ちよかった。

だから、緊張よりもわくわくが勝ちました。

これは、安心リワード のとても良い形だと思います。

  • 安心があるから、挑戦できる
  • 挑戦するから、身体が動く
  • 身体が動くから、感覚が開く
  • 感覚が開くから、またやってみたいと思える

この流れは、とても健やかです。

ちゃんとできるようになりたい

今回は、ただ舵を取るだけのコックスでした。

でも、それでも十分に面白かった。

むしろ、少しだけ触れたからこそ、もっとちゃんとできるようになりたいと思いました。

  • 指示を出すこと
  • 全体を見ること
  • タイミングを読むこと
  • 漕ぎ手の力をそろえること
  • 舟の進む方向を整えること

それをもっと分かるようになったら、きっとすごく面白い。

これは、単に新しい趣味ができたというより、
自分の脳が気持ちよく使える場所を見つけたような感覚でした。

研究のまとめ

昨日のレガッタは、ただの初体験ではありませんでした。


兄と妹と、何十年ぶりに一緒に遊べたこと。
川の景色や風の気持ちよさを、身体で受け取れたこと。
初心者でも安心して入れる場だったこと。
そして、自分が全体の流れを読んで方向を調整する役割に向いていると感じたこと。

全部が重なって、ひとつの良い時間になっていました。

大人になると、子どもの頃のように、ただ遊ぶ時間は少なくなります。

でも昨日は、兄妹で同じ舟に乗り、川の上で風を受けながら、また少し遊ぶことができました。

過去に戻ったわけではありません。

今の自分のまま、子どもの頃の感覚をもう一度受け取り直したような時間でした。

そして私は、思いました。

全体の流れを見て、方向を整えること
これは、私にとても向いている。

レガッタ、ちゃんとできるようになりたいです。

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