Cozy Life Lab . では、
心や人間関係を考えるときに
「文脈を見る」ことを大切にしています。
文脈を見るとは、
出来事だけを切り取って判断するのではなく、
そこに至るまでの流れや背景を見ることです。
何が起きたのか。
その前に、どんな不安や疲れがあったのか。
どんな関係性の中で、その反応が出たのか。
そうした流れを見ていくことで、
自分や相手を責めるだけでは見えなかったものが
少しずつ見えるようになります。
出来事だけを見ると、責めやすくなる
たとえば、
強く言いすぎてしまった。
断れなかった。
また考えすぎてしまった。
相手の言葉に傷ついて、黙ってしまった。
その出来事だけを見ると、
「自分が悪かった」
「相手がひどかった」
「どうして私はこうなんだろう」
と考えやすくなります。
でも、出来事は突然そこに現れたものではありません。
その前には、
疲れ、不安、我慢、期待、焦り、
これまでの経験や関係性があります。
文脈を見るとは、
その出来事が起きるまでの流れを
ひとつずつ見ていくことです。
反応には、理由がある
考え続けてしまうこと。
人の顔色が気になること。
NOが言えないこと。
自分を責めてしまうこと。
こうした反応は、
性格の問題だけで起きているとは限りません。
過去の経験や、
これまでくり返してきた考え方の習慣によって、
心の中に反応の「型」ができていることがあります。
その型に気づかないままだと、
同じ場面で、同じような苦しさをくり返しやすくなります。
でも、文脈が見えてくると、
「私はこういう流れで反応していたんだ」と
少しずつ理解できるようになります。
人間関係にも、文脈がある
人間関係でこじれるとき、
そこには相手の言葉だけでなく、
自分の反応だけでもなく、
その間で起きている流れがあります。
相手のためを思って言った言葉が、
相手には圧として届くことがあります。
分かってほしくて強く出た反応が、
相手には責められているように見えることがあります。
相手の気持ちが分かりすぎて引いた反応が、
相手には距離を置かれたように見えることもあります。
文脈を見るとは、
誰が悪いかを決める前に、
その場でどんな流れが起きていたのかを
見ていくことです。
文脈が見えると、安心につながる
人は、分からないものに不安を感じます。
なぜ苦しかったのか。
なぜ同じことで悩んでいたのか。
なぜあの言葉に強く反応したのか。
それが分からないままだと、
自分を責めたり、
相手を責めたり、
正解を探し続けたりしやすくなります。
でも、文脈が見えると、
「こういう流れがあったんだ」
「だからこの反応が起きたんだ」
と理解できるようになります。
理解できると、
少しずつ安心が生まれます。
正解を探す前に、流れを見る
文脈を見ることは、
正解を探すこととは少し違います。
「どうすればよかったのか」
「どちらが正しかったのか」
「何が間違っていたのか」
そこに急いで向かう前に、
まずは、今どんな流れが起きているのかを見ます。
何が不安だったのか。
何を分かってほしかったのか。
どこで心が置いていかれたのか。
答えを出す前に、
流れを見る。
それが、Cozy Life Lab . で大切にしている
文脈を見るということです。
自分の流れを理解しながら歩く
文脈を見ることは、
人生を無理に変えるためではありません。
今、自分に何が起きているのか。
どんな流れの中で苦しくなっていたのか。
その流れを少しずつ理解するためのものです。
自分の中で起きる反応も、
人との間で起きるすれ違いも、
文脈の中で見ると、
責めるだけではない見方ができるようになります。
正解を探し続ける人生から、
自分の流れを理解しながら歩く人生へ。
Cozy Life Lab . では、
そのための観察を続けています。